【漫画を投稿・持ち込み】デビューできる人とできない人の違いって何?
漫画雑誌でデビューするには
近年はweb漫画の拡大で、いろんな形での漫画家デビューが増えましたが、やはり大手出版社の有名漫画雑誌でデビューしたい!という方はいると思います。
しかし、投稿しても選外、入賞はできてもなかなかデビューの賞には届かない・・・とういう投稿者は多いでしょう。
そこで私が数名の編集者から聞いた、デビューできるコツをお教えします。
初心者は月例賞がベスト
雑誌によっては、賞金の高い大きな賞と、月例賞を開催している場合がありますね。
高い賞金は魅力的です。そして大きな賞を受賞してデビューしたいですよね。
しかし・・・大きな賞は、デビュー間近な、担当が付いている投稿者が受賞する場合が多いです。そして、力のある投稿者も多数参加します。発表時、紙面に載れるのはほんの一握りなのです。
まずは月例賞にて、小さな賞を受賞し、力をつけていきましょう。
選外の人と受賞できる人の違い
デビューは届かずとも、受賞できる人と選外の人の違いはなんでしょうか。
それは、ストーリーをひとまず、まとめきれているかどうか、ということです。
絵は、よほどでない限り、下手でも大丈夫です。
大手出版社ほど、絵は下手でも多めに見てくれますね。
なぜなら、絵は描けば描くほど上手くなるからです。
大手出版社は、新人を一から育ててくれます。
なので、ひとまずストーリーを作ることができるかどうかが重要とと言えるかもしれません。
デビュー間近の賞を受賞する
デビュー間近だと、紙面に大きくカットと、批評が載せてもらえるようになります。
ここまで来る人は何が違うのでしょうか。
それは、その人にしかない、強い何か
です。
例えば、ストーリーは下手でも、絵がとても魅力的。かっこいい男の子キャラが描ける。ストーリーがとても上手。ストーリーも絵が下手でも、作者の熱い気持ちが伝わる。
何も難しいことはありません。
漫画を読むとき、描くとき、自分なりの拘りがありますよね。
そこを、思い切り描けばいいわけです。
好きなものを、好きなように、楽しく描く。
これが投稿中にできることです。
プロになってしまうとなかなかこれが難しい。
今のうちに思い切り楽しみましょう。
その気持ちが、編集者に伝わり結果へとつながるのです。
でも、デビューができない
応募をすると、それなりに受賞して、賞金ももらえるのにデビューの賞は取れない。
なぜでしょうか。
それは、まだあなたの漫画に欠点があるからです。
絵が上手くても、ストーリーが上手くても、突き抜けた何かがあっても、ほかに欠点があればダメなのです。まだデビューの賞はもらえません。
何がダメなのでしょうか。
編集者は、思っているよりも、しっかり投稿者の漫画を見ています。覚えています。
ちゃんと前作から成長できていますか?
癖で描いていないですか?
欠点を直そうとしていますか?努力していますか?
とはいえ、プロのように完璧な漫画を描くことなんかできるわけがありません。
編集者は可能性を求めているのです。
この投稿者は、この先伸びるかどうか。
そうです、今、あなたは伸びていないのです。成長してません。
だから、デビューができないのです。
成長とは?
それは批評に描いてあることを、全て直すことです。
努力して、直そうとすること。
編集が言っていることを、考えて直すことができる。
それができるかどうかを、編集は見ているわけです。
最後に
上記にて、絵は下手でも受賞をすることはできる、と書きました。
しかし、絵は下手でもいいんだ!ということではありません。
はっきり言ってしまうと、投稿者は、自分が思っているよりもずっと、絵は下手です。
ずっとずっと下手です。
昔の絵をみると、下手だな~と思いますよね。しかし、当時はまったくそれがわかりません。
努力しましょう。
いくら枚数描いても上手くはなりません。
意識をして変えないと変わらないのです。
雑誌によっては、ストーリーよりも、絵を重視する場合もあります。
ストーリー作りも絵も努力しましょう。
そうすれば必ずデビューできるでしょう。